12月9日
シリア、アサド政権追放
シリアの反政府勢力は、首都ダマスカスを制圧し、アサド大統領の追放を宣言しました。
2000年に大統領に就任したアサド大統領は、長年、強い権力で統治を続けてきました。
2011年に「アラブの春」が影響するかたちで、シリア内でも民主化運動が起きました。アサド政権はこれを武力弾圧したため、反政府勢力との激しい内戦につながりました。
2020年にはアサド政権の後ろ盾となるロシアと、反政府勢力を支援するトルコが停戦合意をかわしてからは、大規模な戦闘は起きていませんでした。
シリアの位置を確認しましょう。
タイ、宝くじつき年金導入へ
タイ政府は、新たに「宝くじつき年金」という新しい年金制度を検討しています。
当たっても当たらなくても、くじの購入金額は全額、老後の貯蓄に回されるというものです。
この制度導入の背景には、タイで急速に進む高齢化があります。(全人口の20%が60歳以上を占め、20年前の2倍にあたる)
さらに現在、経済低迷状態で、個人や法人から社会保障負担をこれ以上課すのは難しい現状があります。
タイの年金形態は、雇用形態によって3つに分かれていますが、このうち自営業者向けの国民貯蓄年金について、今回の「宝くじつき年金」制度の導入を検討しているのです。
タイの位置を確認しましょう。
12月10日
東京都、第一子の保育料無償化を目指す
東京都知事、小池百合子氏は9月の都議会で、「第一子の保育料無償化」を都独自の制度として、目指す方針を示しました。
この制度が実現することで、都内在住の保育園児がいる家庭では費用負担の軽減が期待できます。
国の制度の現状としては、以下の通りです。
3歳から5歳までの保育料が無償化
住民税非課税世帯は2歳以下の無償化
つまり、住民税非課税世帯でない2歳以下には保育料が発生しています。
12月12日
2030年、2034年のワールドカップの開催地が決定
国際サッカー連盟(FIFA)は、2030年のワールドカップをモロッコ、スペイン、ポルトガルの共同開催、さらに100周年記念大会としてウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイの3か国でも1試合ずつ開催することを決定しました。
(第1回大会は1930年、ウルグアイで開催されています)
また、2034年はサウジアラビアで開催することが決まりました。
ちなみに、前回のワールドカップは、開催国がカタールで優勝国はアルゼンチンでした。
次回のワールドカップは、カナダ、メキシコ、アメリカでの3か国共同開催となっています。
開催年 | 開催国 | 首都 | 備考 |
1930年 | ウルグアイ | モンテビデオ | 第1回 |
2022年 | カタール | ドーハ | 優勝国はアルゼンチン |
2026年 | カナダ | オタワ | |
メキシコ | メキシコシティ | ||
アメリカ | ワシントンD.C. | ||
2030年(100周年) | モロッコ | ラバト | |
スペイン | マドリード | ||
ポルトガル | リスボン | ||
ウルグアイ | モンテビデオ | ※1試合ずつ開催 | |
アルゼンチン | ブエノスアイレス | ※1試合ずつ開催 | |
パラグアイ | アスンシオン | ※1試合ずつ開催 | |
2034年 | サウジアラビア | リヤド |
それぞれの場所を地図でおさえましょう。
今年の漢字は「金」に決定
京都、清水寺で今年の漢字は「金」と発表されました。
「金」の字は2000年、2012年、2016年、2021年にも選ばれています。
2023年は「税」、2022年は「戦」でした。
第3号被保険者制度の廃止、見送りへ
厚生労働省は、来年の通常国会(毎年1月中に召集)に法案の提出を目指している年金制度改革で、第3号被保険者制度の廃止を盛り込まないことを明らかにしました。
直ちに廃止することで、不利益を被る人が多いためとされています。
第3号被保険者制度の廃止についてはこちらの記事もチェックしてみてください。